天売島の島内巡り~夏の北海道 探鳥と登山、丘巡り③
2019年 07月 23日
栄丸さんの漁船クルーズが終了した後、自転車を借りて島内を散策してくることにしました。
まず最初に目にしたのがノゴマでした。秋田でも普通に観察されるのですが、私にとってはライファー同然。それが3~4mくらいの近距離で囀りを聞かせてくれました。
天売島内はけっこう起伏がある上に、探鳥ポイントまでの距離もあるので自転車はホントにおススメします。
観音崎展望台付近
水平線がとても気持ちいい!お昼頃まではこのように晴れていてくれたのですが、これから天気は小雨交じりに変化・・・。
左に見える建物は海鳥観察舎です。ここには50倍のスコープが備え付けられているそうで、プカプカ浮かぶウトウやケイマフリを観察できるようです。が、駐車スペースからの300mがかなりのワイディングロード・・・。心して向かってください(笑)
海鳥観察舎~赤岩展望台付近はウトウの営巣地になっています。巣立ち前の幼鳥などはカモメやカラスたちに狙われることも多く、道路上にはいくつもの屍がありました。
赤岩展望台へと向かう途中にはウトウの巣を観察することができます。ウトウは羽が短いので空中での急な方向転換が難しいらしく、まっすぐ巣に向かってくるんだとか。ナイトウォッチングが楽しみです。
手前に見える薄っぺらいのが赤岩。遠目でもウトウやケイマフリの姿を観察できました。
午後から出航した漁船クルーズを見送ることができました。みなさんカッパ装備でカメラを持っている素振りも見えません(かなり雨が降っていました)。でも、このときウミガラスを観察できていたなんて羨ましい!
ウトウの帰巣を狙ってか、カモメやカラスたちの姿もありました。
そういえば、島で観察できた猛禽類はハヤブサだけでした。こちらから観察しているのがバレてますね。
陸上からの黒崎海岸はカモメの楽園とでもいわんばかりの数でした。本来カモメは卵を3つ生むのですが、大きくなれるのは精々2羽(大ちゃん、中ちゃん)なんだそうです。ところが天売島の場合は環境に恵まれているため、3羽めの小ちゃんまで育つそうです。
道路も糞で真っ白け。自転車で走っていてもなかなか逃げる素振りがないので、仕方なくベルを鳴らしながらゆっくりと進みます。小ちゃんはまだ飛べない個体もいるので移動には注意です。
もう少し島内を巡ってみたかったのですが小雨が本降りになってきたので宿に引き返し、ちょっと早めのお風呂タイム。
そしてお待ちかねの海鮮BBQ!ウニ4つに北寄貝、水だこ、ジンギスカンにイカやカレイの一夜干し。とどめに大盛りの海鮮丼~!!
海岸部に住んでいるので海鮮物はそんなに珍しいわけではないのですが、それでもこのボリュームは泊まってよかったと大満足できるものでした。
午後7時には迎えのクルマが来るので準備をして、いざナイトウォッチングへと行きましょう!
続く
by wildbirdphoto
| 2019-07-23 20:21
| 旅行記
|
Comments(0)